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DHLサプライチェーン/循環型経済に向けたロジスティクスモデルが評価

2015年02月19日/国際

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DHLサプライチェーンは2月19日、ドイツポストDHLが、英国の著名なエレン・マッカーサー財団が推進する「サーキュラー・エコノミー100(CE100)」のメンバーに選出されたと発表した。

CE100のメンバーは、個々のプロジェクトまたはビジネスを通して再生可能な循環型経済へ貢献している企業、個人、および地域の代表者で構成されている。ドイツポストDHLは、企業戦略とGoGreen Groupプログラム活動が認められ、選出された。

特に評価されたのが、サプライチェーン最適化における尽力、長年にわたる静脈物流、CO2排出量の削減、再生可能エネルギーの利用、および社員一丸となった環境問題への取り組み。

ドイツポストDHLは、より効果的な製品の再利用/再製造/リサイクルを可能にして廃棄物を削減するため、循環型物流を実現するロジスティクスモデルの開発と理解向上に取り組んでいる。

英国を本拠地とするエレン・マッカーサー財団は、再生可能な循環型経済への移行促進を目的として、2010年に設立。CE100の参加組織には、ケーススタディ、情報交換と「既存の枠に囚われない考え方」を通して、移行促進に貢献することが期待されている。

再生可能エネルギー、原材料やその他の素材のリサイクル、および排出物や廃棄物の削減は、循環型経済にとっての重要なキーワード。

これらを推進するために必要な措置と潜在的可能性をまとめ、「循環型経済に関する報告書(Reports on the Circular Economy)」を毎年発行している。

2014年に発表した世界でのバリューチェーン(価値創造活動)に関する研究では、2025年から循環型サプライチェーンへ移行することで、全世界で新たに年間7800億ユーロの価値創造と10万件の雇用創出につながる可能性があることを明らかにした。

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