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日通NECロジ/包装設計・試験サービス拡充で新型振動試験機導入

2015年03月19日/調査・統計

日通NECロジスティクスは、東京都府中市にある包装試験センターに新型振動試験機を導入し、製品と包装試験サービスの拡充を図る計画を発表した。

同センターでは、包装設計・試作・評価から供給までをワンストップで提供することを強みとしたサービスを展開しており、NECグループの製品・包装試験はもとより、近年では一般メーカーからの引き合いも増加している。

年々高度化する顧客からのニーズに対応するため、ユニット(パレット貨物)単位にも対応可能な最新式の大型振動試験機を導入した。

6月から本格的な「包装試験ラボ」としての機能向上とサービス拡充を目指す。

これまでの製品単体試験からユニット単位の試験が可能となることに加え、北米や中国向け貨物での要求が増加しているISTA試験規格で、主要シリーズ(1~3)のカバーが可能となる。

ISTA(International Safe Transit Association/国際安全輸送協会)は、効果的な梱包とロジスティクスの提供が目的の非営利団体。同協会では製品を保護するために梱包の基準を設けている。

国内では事務機器業界で多く使用されている規格で、最近では医療業界での要求が増えてきている。ISTAマークを表示した貨物は、一定以上の輸送強度を有していることを証明でき、貨物がダメージを受けた際の輸送業者に対するクレームや保険会社との保険料率交渉を有利に進められる等のメリットがある。

稼働後の7月にはセンターの現地見学会を開催予定だ。

■見学会詳細
http://www.nittsu-necl.co.jp/

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