日本通運は5月27日、コンテナ1本に満たない小口貨物を、日本から自動車産業の集積するメキシコ中央高原エリアに輸送する「メキシコ中央高原ダイレクト混載」サービスを開始する。
新サービスは、東京、横浜、名古屋、神戸からメキシコ、マンサニージョ港またはラザロカルデナス港経由でメキシコ日通自営の保税倉庫「サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター」まで輸送する高品質な海上混載一貫輸送サービス。
日本でのコンテナ詰めから、メキシコ日通の保税倉庫でのコンテナからの貨物取り出し、シラケ、ケレタロ、アグアスカリエンテスなどの各都市への配送まで一貫して日通グループが取り扱う。
これまではメキシコ独特の通関制度である事前検査で指定会社が貨物をコンテナから取り出す時も、貨物状況や輸送品質を管理することができなかったが、新サービスでは、コンテナから取り出し作業を自社施設で行うとともに、貨物の輸送状況も逐一把握できる仕組みを構築。
港で通関せず「サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター」まで輸送、必要な貨物だけを都度通関することができるため、輸入通関を含めたトータル輸送コストは、従来と比較して最大で約60％の削減が可能となり、最終荷受人までの輸送日数も最大で3日間短縮する。
