イーソルは5月27日、無線LAN搭載ハンディターミナル向けエミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen（Emusen）」が、ドイツのecom instruments GmbHが開発し、日立ハイテクマテリアルズが販売する、WindowsOS搭載の防爆モバイルコンピュータ「i.roc Ci70J-Ex」に対応したと発表した。
Emusenは、OSが異なるさまざまな端末向けのアプリケーションを動作させることができる。
既に対応済みの日立ハイテクマテリアルズ社製防爆ハンディターミナル「WHT500-Ex」（BHT-OS搭載）向けに作成したアプリケーションを活用し、i.roc Ci70J-Ex向けに派生開発できるため、開発期間の短縮とコスト削減が容易にできる。
Emusenは、ハンディターミナルを使ったシステム開発の負担を軽減できるエミュレータ開発支援ツール。国内外の多種多様な無線LAN搭載ハンディターミナルに対応している。
Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なるハンディターミナル上で無線エミュレータシステムとして動作させることができる。ユーザは、ハードウェア依存部を変更するだけで、複数のハンディターミナルで使えるようになるため、開発期間の大幅な短縮と現場のニーズに合わせた運用が可能になる。
従来ハンディターミナル向けのシステム開発で必要不可欠だった、ハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発は不要なので、ユーザはアプリケーション開発に注力できる。またシミュレータ機能により、手元に実機がなくてもハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行える。
Emusenは、i.roc Ci70J-ExおよびWHT500-Exのほか、イーソル製耐環境型ハンディターミナル「PS-9020 eSOL Geminus（ジェミナス）」をはじめ、各社製ハンディターミナルをサポートしている。Emusenの導入により、業務の用途やシーンに合わせたハンディターミナルを選択でき、柔軟なシステムを構築できる。
■i.roc Ci70J-Ex
http://www.hitachi-hightech.com/hmt/product_detail/?pn=hmt019
■日立ハイテクマテリアルズ
http://www.hitachi-hightech.com/hmt/index.html/
