スズキは5月29日、インドネシア子会社「スズキ・インドモービル・モーター社」(SIM社)がジャカルタ東方ブカシ県のGIIC工業団地内に建設していた四輪車組立の新工場(チカラン工場)が完成し、開所した。
チカラン工場では、昨年2月からエンジン、トランスミッションの組み立てを始めており、現在では内作率・現調率の向上のため鋳造、鍛造から機械加工、熱処理、組み立てまでを行っている。
四輪車の車体組み立て工場が完成し、小型車「エルティガ」の組み立てをタンブン工場(ブカシ県)から移管し、生産を開始した。
四輪車組立工場の稼働により、エンジン、トランスミッション生産から車体組立まで、チカラン工場で一貫生産を行える体制となった。またチカラン工場の稼働により、スズキのインドネシアでの四輪車の生産能力はタンブン工場とあわせて約25万台となり、今後の市場動向に応じ順次生産能力を増強していく計画。
■チカラン工場の概要
所在地:西ジャワ州ブカシ県 GIIC工業団地内
敷地面積:130万m2
建屋面積:11万m2
生産車種:小型車「エルティガ」
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