JICA/バンコク大量輸送網整備事業を対象に円借款貸付契約

2015年06月15日 

JICA(国際協力機構)は6月12日、タイ王国政府との間で「バンコク大量輸送網整備事業(レッドライン)(II)」を対象として382億300万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。

バンコク首都圏は、約1000万人の人口を擁するタイの政治、経済の中心地であり、同国の経済成長にあわせて産業活動が活発化し、自動車等の車両台数が増加している。自動車に依存する交通システムが交通渋滞を引き起こし、人・物の流れのボトルネックとなっている。また、車両の排ガスが引き起こす大気汚染も問題視されており、環境負荷の軽減への取り組みが必要となっている。

バンコク都内のバンスーと北部ランシットを結ぶ大量輸送鉄道レッドライン(高架・地上8駅、26km)を新たに建設し、バンコク首都圏での輸送需要への対応、交通渋滞の緩和及び大気汚染の改善を図る。

交通需要予測では、開業年(2019年)に1日13.1万人、10年後(2029年)に1日26.2万人、15年後(2034年)に1日33.6万人の利用客が見込まれており、バンコク首都圏の交通渋滞緩和に大きく貢献することが期待されている。

加えて、道路交通から都市鉄道交通への転換を促すもので、本事業による気候変動の緩和効果(温室効果ガス排出削減量の概算)は、約4万7294トン/年CO2換算となる。

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