パイオニアは6月17日、LTE通信モジュールを搭載したミラー型テレマティクス端末を発売し、次世代型法人車両ソリューション向けに提供を開始するとともに、業務用車両向けテレマティクスサービス「ビークルアシスト」へ対応すると発表した。
高速・大容量・低遅延のLTE回線を使って常時ネットワークに接続しているため、クラウドサービスを活用した業務指示や車両の動態管理をリアルタイムで行える。
広角車載フロントカメラを内蔵しているので、ドライブレコーダーとして使用できるほか、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知/前方車両発進検知や、GNSS(全地球型測位システム)による自車位置の捕捉、内蔵センサーによる危険運転検知などの運転支援サービスでドライブをサポートする。
車のバックミラーに簡単に取り付けられ、大がかりなシステム構築を必要としないので導入コストを抑えることができるとともに、顧客独自のサービスをアプリケーションとして搭載し、ネットワーク経由で機能の拡張やバージョンアップができるなど、幅広い業務用途での活用が可能としている。
パイオニアが今春より本格的に展開している業務車両向けテレマティクスサービス「ビークルアシスト」の端末として使用すれば、動態管理に加え、日報・走行軌跡レポート・運転評価レポートの作成やドライバーへのメッセージ送信・読み上げなど、より高度な“運行管理”と“運行支援”サービスを提供する。