日本郵船は6月17日、日本郵船LNG船運航研究会が「LNG船運航のABC」（成山堂書店A5版、240ページ）を改訂刊行したと発表した。
＜LNG船運航のABC＞
重要なエネルギー資源である液化天然ガス（LNG）をいかに安全・確実に輸送するかという視点で、日本郵船のLNG船運航研究会が2006年に初版を制作。
初版では、LNG船の構造、運航、荷役、航海、入渠作業、安全管理など船の仕組みから実務を丁寧に幅広く解説したが、今回の改訂で、ハード面、ソフト面の最新化に加え、環境問題から今後益々発展が期待されるLNG燃料船の章を新たに追加することで、LNGに携わるすべての人に向けた最新の実務書になっている。
クリーンエネルギーとして注目されるLNGを輸送するLNG船の運航規模は2018年には500隻以上になると予想されている。
日本郵船は運航開始以来、32年間にわたりLNG船の事故ゼロを継続しており、今後も蓄積した知見・ノウハウをさらに研鑚し、安全・確実かつ効率的なLNG船運航を目指すとしている。
価格は3200円（税別）。
