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パイオニア/高効率物流テレマティクスサービス実証事業開始

2020年11月11日/IT・機器

パイオニアは11月11日、同社が実施する「ASEANにおける高効率物流テレマティクスサービス実証事業」が、日本貿易振興機構(JETRO)が公募する「海外サプライチェーン多元化等支援事業(第二回) 類型2:バリューチェーン高度化型」に採択されたと発表した。

<輸送計画と実績を可視化・分析し、差分を最小にする最適化ソリューション>
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パイオニアは、タイおよびメコン地域において、同地域の陸上輸送を高効率化する「物流計画最適化ソリューション」の導入に向けた実証を行う。開始時期は12月を予定している。

現在のASEAN地域の物流は、事業状況や効率性等を定量的に評価するためのデータが少ないことが課題とされている。

パイオニアが開発する「物流計画最適化ソリューション」は、輸送状況の可視化に加え、走行映像データを軸に多角的なデータ分析を行うことで、配送計画と実績の差分要因を抽出する。

また、抽出した差分要因の状況や規模に応じて計画を自動で見直すため、運行管理者やドライバーの業務を効率化することができる。

パイオニアは、この実証事業を通じてタイおよびメコン地域の陸上輸送を定量的に計測・評価するとともに、貨物追跡性、定時運行性、安全運行性など各物流パフォーマンスの向上効果を検証し、同地域のサプライチェーンの強靭化に貢献するソリューションの導入を目指す。

なお、この支援事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、日本サプライチェーンの脆弱性が顕在化したことを受け、特にアジア地域でのサプライチェーンを強靭化し、日本とASEAN諸国との経済産業協力関係を強化することを目的としている。

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