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日通総研/2015年度経済と貨物輸送の見通し、総輸送量は0.2%減

2015年06月22日/調査・統計

日通総合研究所は6月19日、「2015年度の経済と貨物輸送の見通し(改訂版)」を発表した。

要約版で、世界経済は回復を持続、2015年は先進国を中心に3%台後半の成長になるとし、日本経済は民間需要が底上げ、2015年度は2%弱の経済成長となるとしている。

国内貨物輸送では、建設関連貨物が下押し、総輸送量は0.2%減と引き続き水面下の推移に。モーダルシフトの動きが続き、コンテナは3%弱の増加になるとし、営業用自動車が1.9%のプラスに転換、一般貨物が後押ししていると見る。

内航海運では、石油製品、建設関連貨物が下押し、輸送量は1.2%減と引き続き水面下の推移に。国内航空は国内民需の回復を受け2%台の増加になるとしている。

国際貨物輸送では、外貿コンテナ貨物の輸出は、世界経済の拡大を受け3.2%の着実なプラス成長へ、輸入は、個人消費、設備投資の持ち直しにより、1.3%増と2年ぶりのプラスになると見ている。

国際航空では、輸出は太平洋線の特需収束とアジア線減少の影響で、4.6%減と一転マイナスに、輸入は円安による価格上昇の影響で消費財が不振、3.0%減と4年連続のマイナスになると見ている。

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