UPSは7月14日、中国～欧州間の鉄道輸送サービスに混載（LCL）オプションを追加したと発表した。
＜概要図＞
中国・鄭州からドイツ・ハンブルクまでのルートで利用可能で、UPSPreferred（UPSプリファード）マルチモーダル輸送サービス・ポートフォリオの一部となる。
UPSは中国～欧州間で鉄道によるコンテナ輸送（FCL）サービスを2014年6月に開始している。
UPSプリファードのポートフォリオでは、航空、鉄道、海上、陸上の各輸送手段を組み合わせており、顧客はニーズに合わせて、サプライチェーンのスピードとコストのバランスをとることが可能になる。
中国～欧州間FCL鉄道輸送サービスを活用している顧客は、従来の航空フレート輸送に比べて最大65％のコスト削減、従来のFCL海上輸送サービスに比べてほぼ40％の時間短縮を実現してる。
これらの鉄道オプションは顧客により速く、より経済的な選択肢を提供するだけでなく、従来の海上・航空輸送に対して、より環境に配慮した輸送手段でもあり、エネルギー消費量と炭素排出量の低減を実現する。
FCL鉄道輸送サービスは、成都からポーランド・ウッチへ、および鄭州からドイツ・ハンブルクへの2本のルートで提供される。この鉄道サービスと発地/仕向地でのトラック輸送ネットワークを組み合わせることにより、中国と欧州の全域で顧客にサービスを提供する。
週次で提供するドアツードア・サービスでは、UPS.com上の貨物追跡とGPS技術を通じて輸送の進捗状況の完全な可視化とリアルタイム更新を実現したUPSの貨物追跡技術のサポートが受けられる。また、各種セキュリティ対策や温度管理オプションも提供する。
