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大塚化学/自動車ブレーキ用材料の北米工場竣工

2015年07月16日/生産

大塚化学は7月15日、昨年2月に設立したOtsuka Chemical America(米国 ジョージア州)で、「テラセス」(非繊維状チタン酸カリウム)の製造工場が竣工したと発表した。

「テラセス」は自動車用ブレーキパッドの素材として需要が伸びており、新車販売台数とブレーキパッドメーカーの開発拠点が多い米国を中心に、北南米市場へ販売を拡大していく。

この工場は、日本、中国に次ぐ第3の製造拠点として設立され、その生産能力は 2000t/年となる。

工場の生産ラインについては、これまで培ってきた日本、中国での生産ノウハウを結集した上で次世代の工場としてデザインされ、アメリカ、中国、日本のそれぞれ建設会社と機器メーカーが一体となる三国間プロジェクトで建設された。

また、Otsuka Chemical America, Inc.は、「テラセス」の生産工場としての機能だけでなく大塚化学の北米・南米統括拠点として、大塚化学関連会社を含めたプロフィットセンターの機能を果たしていくとしている。

■新会社概要
会社名:Otsuka Chemical America, Inc.
所在地:米国・ジョージア州グリフィン
敷地面積:34ACRE(13.75ha)
生産品目:テラセス(非繊維状チタン酸カリウム)
竣工:2015年7月14日
商業生産開始:2015年11月(予定)
出資比率:大塚化学 100%
従業員数:25人
生産能力:2000t/年

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