新明和工業は8月24日、「スライドデッキ」の新モデルを発売した。
「スライドデッキ」は、床面に敷き詰めたレールユニットを後方にスライドさせることにより、木材チップ、肥料、穀類などの積荷を、ボディーをダンプさせることなく排出できることが特長。
これにより、不整地や屋内などのダンプが制限される場所での積荷の排出もより安全に行うことができる。
新モデルでは、ボディーの低床化により従来に比べて荷台容積を「約2.2立方m」増やしたほか、標準仕様で「約190kg」の軽量化を図り積載重量の増加も実現した。
また、荷台に残った積荷を容易に掃き出すことができるフラットレールや、排出時間を従来に比べて約2分短縮できる大容量ポンプを、新たにオプションとして設定し、多様なニーズに対応した。
「スライドデッキ」は、近年普及が進むバイオマス発電の燃料用チップの運搬などに適していることから、更に機能を高めた新モデルの投入により拡販を進め、市場での存在感を高めていくとしている。