アズビルは11月9日、グローバルでの最適なロジスティック整備、地域特性に合わせた製品対応の強化に向けた生産体制の再編を進めてきたが、その一環として中国・深セン地区での生産委託方式による生産を終了したと発表した。
深セン地区で生産していた製品は、2013年にタイに設立したアズビルプロダクションタイランドと中国・大連地区にあるアズビル機器(大連)へ、ここ数年をかけて段階的に移管・統合している。
中国・深セン地区での生産は、グループでの2つ目の海外生産拠点として、2002年にパートナー会社への生産委託とする形態でスタート。以来、温度調節計、光電センサ、近接センサ、空調用のバルブ、温度・湿度センサなど多岐にわたる生産を手掛けてきた。
10数年にわたる同地区での生産は、グローバル展開において一定の役割を担い、その事業展開を下支えしていた。