アズビルは4月12日、拡大する需要に応え、海外事業のさらなる伸長を図るため、グローバル生産体制の強化を目的に、タイのチョンブリー県にある生産子会社アズビルプロダクションタイランドに工場棟を新設した。
＜新工場棟外観＞
新工場棟の完成によって、グループの海外事業拡大に合わせて見込まれる需要の拡大に対応することが可能になる。また、工業市場向けの電磁流量計、差圧発信器といった高度な生産技術を要する多様な製品を求める海外の顧客のニーズに応えるため、さらなる生産能力の強化、生産品目の拡大を目指す。
なお、アズビルプロダクションタイランドは、2013年の創業以来、10年にわたってものづくり技術の向上に取り組み、生産品目を拡大させてきた。現在の生産品目は、工業向け温度調節計、各種センサから空調用コントローラまで多岐にわたっており、東南アジア諸国、東アジア各国に向けた製品の生産、直接の出荷拠点として重要な役割を担っている。
新工場棟には、電磁流量計を中心とした大型加工、組立、塗装、検査、出荷を効率的に配置した新しい生産ラインを設置する計画。2024年4月より順次工程の立上げを行い、自動化設備の導入を進めていくとしている。
■アズビルプロダクションタイランド 新工場棟
建築面積 : 6069m2 3階建て
延床面積 : 1万5064m2
投資金額 : 3億9100万タイバーツ（約15億円）
使用開始 : 2024年4月
