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旭化成建材/杭工事実績3040件調査完了、工場・倉庫の流用90件

2015年11月24日/生産

旭化成建材は11月24日、旭化成建材の杭工事における、施工データ流用等の有無の調査が可能な物件すべてについて調査が完了し、国土交通省へ結果を報告した。

調査対象の内、工場・倉庫の591件では、流用等が判明した件数は90件、データが確認できなかった件数が41件となった。

流用の最も多かったのが、北海道と茨城県の10件、次いで神奈川県の8件となっている。

調査対象件数3040件に調査対象から漏れていた追加物件12件を合わせた3052件のうち、11月24日時点で杭の施工データが存在しない等データ流用等の有無の判定につながる根拠が発見出来なかった物件、物件消失等により確認が不可能な物件(データが確認出来なかった件数)188件を除く全物件で確認が終了し、このうち360件においてデータの流用等が判明した。

旭化成建材は、データ流用等が判明した物件に関して、国土交通省の指示に基づいて行われる元請建設会社および施主による建物の安全性確認に協力していくとしている。

特定行政庁において安全性が確認された物件に関しては、特定行政庁から国土交通省に報告されることとなっている。

データ流用等の背景と動機については、社内の調査委員会が外部調査委員会の指導、助言を得ながら徹底究明し、適切な是正策を講じていく。

調査結果については、年内を目途に中間報告をとりまとめる予定という。

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