JICA/東ティモールの橋梁・道路の建設で物流改善に貢献

2015年12月02日 

国際協力機構(JICA)は12月1日、東ティモール向け無償資金贈与契約の締結で、首都ディリの東西を結ぶ橋梁・道路の建設により、渋滞緩和と物流改善に貢献したと発表した。

首都ディリ市内の東西を結ぶ交通の分散化が図られ、ディリ市内の渋滞の緩和とそれに伴う物流の定時性・効率化の向上が期待される。また、災害などの緊急時での既存橋と国道の代替路を確保することで、物流の強靭化にも繋がる。

JICAはこの案件に加え、これまで「国道1号線整備事業」(有償資金協力)、「ディリ-カーサ道路補修計画」(無償資金協力)、「道路施工技術能力向上プロジェクト」(技術協力)等を実施しており、今後とも東ティモールの運輸セクター強化による経済活性化を包括的に支援していく。

東ティモールの総人口の約2割が居住する首都ディリは、南北に流れるコモロ川を挟んで西方に拡大しており、市内東部に位置する市街地中心と空港や新規宅地開発が行われる西部とを結ぶ主要道路の交通量が急増している。

現在、コモロ川を横断する橋梁は一橋しかなく、交通量の多い時間帯には、同橋への交通の集中により渋滞が発生し、市内交通に支障を来している。

年3~4%の増加が見込まれる車両保有台数と交通量への対応、防災と都市計画の観点からも、コモロ川を渡河し同市の東西を連結する新橋梁の建設を通じて、既存橋の代替路を確保し市内交通の分散化を図ることは、喫緊の課題となっていた。

なお、この事業は、首都ディリ市街地の東西を連結する橋梁とアクセス道路を建設することにより、市内交通の分散化による渋滞の軽減を図り、東西のアクセス効率化と運輸セクター強化による経済活性化及び強靭化に寄与する。

JICAは11月30日、東ティモール民主共和国との間で「コモロ川上流新橋建設計画」を対象として26億500万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(GrantAgreement:G/A)を締結している。

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