ロジスティードは7月1日、グループ会社であるロジスティード東日本の物流センターにおいて、オフサイト PPAによる電力調達を開始したと発表した。
PPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)とは、太陽光発電設備の所有・管理を行う会社(PPA 事業者)が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償供給する仕組み。
ロジスティードグループは、グループが果たすべき社会的責任として特定したマテリアリティ(重要課題)の一つに「脱炭素社会への貢献」を掲げ、「(1)省エネ」「(2)電化」「(3)再エネ調達」「(4)創エネ」「(5)排出権取引」の5つの分野で脱炭素プロジェクトを進めている。
同社ではこれまで「(4)創エネ」の一環として、自社敷地内の物流センター屋上に太陽光パネルを設置し発電を行う「オンサイト PPA」の取り組みを進めてきたが、このたび「(3)再エネ調達」にあたる遠隔地の太陽光発電設備等で創出された電力を購入する「オフサイト PPA」を開始した。これにより、構造上の制約などにより太陽光パネルの設置が困難な営業拠点においても、環境価値を含んだ電力を活用することが可能となる。
今後は、「オンサイト PPA」によって同社拠点で発電された余剰電力を別拠点へ供給する計画も進めており、グループ内での再生可能エネルギーの融通を通じて、さらなる環境価値の創出を推進していくとしている。
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