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ワールドサプライほか/ナブラワークスと商業施設内の入退館管理の高度化で協業

2025年07月01日/SCM・経営

SGホールディングスグループで百貨店・大規模小売店向けの納品代行や館内物流を手がけるワールドサプライと画像認識AI・映像生成AIを手がけるナブラワークスは7月1日、商業施設内における顔認証システムを活用した入退館管理の高度化に向け、同日付で協業契約を締結したと発表した。

ワールドサプライはFLS(Facility Logistics Support)事業として、全国120か所以上の商業施設において、施設の円滑な運営とセキュリティ確保に資する多彩なサービスを展開している。この協業においては、一連のサービスのうち特に入退館受付業務に焦点を当て、入館者・受付担当者双方の負担軽減とセキュリティ確保を両立させるシステムを構築する。ナブラワークスの高度な画像認識AI技術とデジタルソリューション技術を活用し、ワールドサプライのサービスのさらなる高度化を目指す。

<館内物流サービス>
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ワールドサプライのFLS事業では、大型・複合商業施設において、各運送会社から施設内のテナントへ納品される荷物を集約し、施設内指定配送業者として店舗まで配送するサービスを提供している。

このサービスの導入により、納品物を運ぶ運送会社のトラックを納入口で待機させることなく、スムーズな納品が可能になる。また、複数の運送会社が納品のために施設内を行き交うこともなくなるため、施設内の安全性およびセキュリティの向上にもつながる。トラックドライバーの作業軽減による労働時間の短縮、施設周辺の交通渋滞の緩和、施設に到着するトラックの待機時間削減によるCO2排出量の削減など物流を取り巻く社会・環境課題の解決に貢献するサービスとなる。

今後の展開では、ワールドサプライとナブラワークスは、SGホールディングスグループの経営資源と外部企業の持つ新しいアイデアや技術の双方を活用して、新たなビジネスやサービスの共創を目指すオープンイノベーションプログラム 「HIKYAKU LABO 2024」をきっかけにパートナー企業として本取り組みを進めてきた。両社は今後、ワールドサプライが館内物流業務を受託する全国の各拠点で実証実験を行う予定だ。

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