日本貨物鉄道が2月12日に発表した1月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は162万5000トン(前年同月比4.5%減)、車扱は83万7000トン(0.2%減)となった。
コンテナ貨物は、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物、食料工業品が増送となったほか、エコ関連物資が前年を上回った。
景気低迷による売れ行き不振により、紙・パルプ及び化学工業品を始め殆どの品目において不調であったことに加えて、大雪による自然災害により、これまで好調な発送であった北海道地区の玉葱及び馬鈴薯等が大きく影響を受けたことから、コンテナ貨物全体では前年比4.5%減となった。
車扱貨物は、セメントが前月の顧客工場定期修理実施により反動増となった一方で、石油が上旬から中旬にかけての気温上昇に伴う灯油の売れ行き不振等により、車扱貨物全体では前年比0.2%減となった。
コンテナ・車扱の合計では、前年比3.1%減となった。