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SAS/車載センサーのIoTデータから車両故障の防止、安全性向上を実現

2016年02月17日/SCM・経営

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米国SASInstitute(SAS)は2月17日、NavistarがSASの導入により、車載センサーのIoTデータから洞察を導き出し、車両メンテナンスの優先順位付け、車両故障の防止と走行の安全性向上を実現したと発表した。

Navistarは、商業用トラックやバス、軍用車両、エンジンなどを手がける米国の大手輸送機器メーカー。走行時の危険な車両故障を防止するため、全車両にセンサーを搭載して安全性向上に取り組んでいる。

同社は、この取り組みを通して、車載センサーからストリーミングされるデータを迅速に分析して、顧客のトラックやバスの安全性を向上させている。

目的を達成するため、米国SASInstitute(SAS)のアドバンスド・アナリティクスと、Hadoopのビッグデータ・アーキテクチャーをはじめとする複数の自社データ・ソースとを多くの部門で統合。

Navistarは、車両をリアルタイムでモニターする同社のOnCommandConnection(OCC)システムを最大限に活用するため、SASを導入した。

OCCのセンサーからは、エンジンや故障コードなど、顧客の車両に関する多次元データが常時ストリーミング送信される。

Navistarのデータ・サイエンティストやアナリストは、SASを使ってセンサーから送られてくる膨大なデータを探索して、車両メンテナンスの優先順位を決定し、故障を防止している。

同社は、各部門でSASを活用して、マーケティング・モデルや価格弾力性モデルの開発、機器修理予測などを行っている。

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