チューリッヒ保険会社は3月3日、外航貨物海上保険の保険付保証明書を海外子会社でも発行できる新システム「Zurich Ocean Web(チューリッヒ オーシャン ウェブ)」を提供すると発表した。
「Zurich Ocean Web」の新たな提供により、外航貨物海上保険を契約の顧客は、日本国内の本社や子会社、海外子会社で、貿易手続きで必要な保険付保証明書をいつでもウェブサイト上で発行できる。
仕向け地に応じた事故通知先が登録されているため、事故通知後の対応もスムーズになる。
こチューリッヒでは、海外に子会社を持ち自社製品と部品を流通している日本企業を主な対象として、日本本社・国内子会社・海外子会社の外航貨物海上保険を一元管理する保険プログラム「マリン・インターナショナル・プログラム」の本格販売を開始する。
日本企業の海外子会社設立や海外企業のM&Aが増え続ける中、これまで以上に実効性と透明性のあるグローバルリスク管理が求められている。
「Zurich Ocean Web」の導入に伴い、本格販売を開始する「マリン・インターナショナル・プログラム」は、独自のグローバルネットワークを生かし、海外に子会社を持つ日本企業が、日本本社で一括してグローバルリスク管理を行える保険プログラム。
物流リスクが常に「可視化」されることで、グローバル経営戦略策定の有力な情報として活用できるという。