鴻池運輸は4月5日、群馬県邑楽郡千代田町の北関東流通センターの増築部分が竣工した。
センターは東北自動車館林IC からアクセス便利な立地にあり、北関東全域をカバーする配送網を完備している。
主に食料品・飲料、生活関連用品を取り扱う常温倉庫として、2005年12月に竣工し、24時間365日稼働を続けてきた。
近年の取引先の需要増に応えるため、2015年8月に増築工事を開始し、竣工した約1万1000m2の拡張部分を加えると、延べ床面積は約4万3000m2 となり、KONOIKEグループの国内最大物流拠点となる。
竣工式で鴻池運輸の鴻池社長は「このセンターは、2005年12月に開設し、以来、大手食品メーカーの北関東地区における配送の拠点として、また、北関東各地の各配送センターに在庫を供給する基幹センターの一つとして重要な役割を担っている。同時にそのほかの多くの顧客の物流拠点としても活用している。しかし、これらの顧客の売り上げ、シェア増大により、倉庫能力も限界に達したため、増築を決断。約1万1000m2を増築し、延べ床面積は合計で約4万3000m2(庇部除く)となる」と述べた。
さらに続けて、「センターは、ビン、ペットボトル、缶飲料の保管ならびに入出庫業務、加工食品の流通加工業務を対象に、食品安全の国際規格であるISO22000を昨年6 月に取得。物流会社としての取得はまだまだ少ないと聞いている。車両ナンバープレートの認証システム、作業エリアをすべてカバーする監視カメラの設置など、食品安全に関するリスクを低減することにより、フードディフェンスの最先端を行くモデル倉庫として、顧客からの信頼を高めていきたいと考えている」と話した。
■概要
名称:北関東流通センターの概要と特長
住所:群馬県邑楽郡千代田町大字舞木字横根原3027-5
延床面積:約4万3000m2
※内、増築部 : 約1万1000m2
構造:鉄骨造り2階建て
仕様:(1階)常温倉庫、流通加工センター他
(2階)常温倉庫
特長:・流通加工作業、景品セットアップ作業対応可能
・24 時間365 日稼動
・BCP 対策→自家用給油所有
・環境対策:太陽光発電パネル 2800枚を屋上設置