三井造船は4月21日、玉野事業所機械工場(岡山県玉野市)が2015年度に製造した三井-MAN B&W型低速ディーゼルエンジンの生産量は181基、328万馬力となったと発表した。
三井造船は1926年にデンマーク B&W社(現:MAN Diesel & Turbo社)とディーゼルエンジンに関する技術提携を結んで以来、世界のトップメーカーとして生産実績を積み重ね、累積生産馬力は9000万馬力を超えている。
2016年度の生産量は380万馬力を予定しており、大型コンテナ船向け超大型エンジンの生産により増加を見込んでいる。
玉野事業所機械工場内にシリンダー口径500mmの4気筒テストエンジンを設置し、IMO(国際海事機関)が進めるNOx3次規制やCO2削減につながる製品を開発している。
今後、さらにマーケットの要求に応える体制を整備するため、玉野機械工場の超大型エンジン、ガス焚きディーゼルエンジンとNOx3次規制対応への設備投資を計画している。