富士重工業は4月27日、愛知県半田市の航空宇宙カンパニー半田工場敷地内に、3棟目となる組立工場が竣工したと発表した。
建築面積は約1万1600m2で、最新鋭の自動打鋲機に加えて自動搬送装置や塗装設備等を装備した生産ラインを設置する。
米国ボーイング社の次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ重要な部位である中央翼の組立・生産を、本年度末から開始する。
半田工場では、これまでボーイング社の大型旅客機「777」「787」、防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」「輸送機(C-2)」の中央翼の組立・生産を行っており、今回「777X」中央翼組立工場が完成したことによって、半田工場は世界的にも類まれな中央翼生産センターとなる。