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商船三井/3月期は当期損失1704億円

2016年04月28日/決算

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商船三井が4月28日に発表した2016年3月期決算は、売上高1兆7122億2200万円(前年同期比5.8%減)、営業利益23億2300万円(86.5%減)、経常利益362億6700万円(29.3%減)、当期損失1704億4700万円(前期は423億5600万円の当期利益)となった。

海運市況のうち、ドライバルク船市況は、中国による鉄鉱石輸入の伸びの減退や石炭輸入の減少等により、低調に推移した。

夏場に一旦上昇したケープサイズ市況も、その後は中国の景気減速傾向と市況センチメントの悪化等から下落基調を辿り、冬場には全船型で記録的な低水準に下落した。

原油船については、原油安による実需の伸びや中国における戦略備蓄需要の増加を背景に、季節的な変動を経つつも、当期の平均市況は前期の水準を上回った。

コンテナ船市況は、アジア発欧州・南米向けを中心とした荷動きの低迷と大型船の竣工等の影響により、各航路とも極めて低調に推移した。

なお、当期純損益は、第4四半期連結会計期間において構造改革費用を計上したこと等により、当期損失が1704億円となった。

来期は、売上高1兆5160億円(11.5%減)、営業利益30億円(29.1%増)、経常利益200億円(44.9%減)、当期利益200億円(-)を見込んでいる。

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