ヤマトホールディングスが4月28日に発表した2016年3月期決算は、売上高1兆4164億1300万円(前年同期比1.4%増)、営業利益685億4000万円(0.6%減)、経常利益694億2600万円(2.1%減)、当期利益394億2400万円(5.0%増)となった。
デリバリー事業の売上高は、大手通販事業者を中心に宅急便の取扱数量が増加し1兆1118億6700万円となり、前連結会計年度に比べ0.8%増加した。利益面では、新サービスの取扱いが伸長したものの、クロネコメール便廃止による影響を補うには至らず381億9000万円となり、前連結会計年度に比べ3.6%減少した。
BIZ-ロジ事業の売上高は、通販関連や医療機器関連などのサービスが好調であったことなどにより1068億2200万円となり、前連結会計年度に比べ2.9%増加した。営業利益は49億500万円となり、前連結会計年度に比べ4.8%増加した。
ホームコンビニエンス事業の売上高は、オフィス関連サービスや、物品の調達サービスの利用が好調に推移したことなどにより489億8100万円となり、前連結会計年度に比べ1.0%増加した。利益面では、平日稼働率の向上などに取り組んだ結果11億4600万円となり、前連結会計年度に比べ87.0%増加した。
e-ビジネス事業の売上高は、電子マネー決済システムの拡販が進んだことに加え、「セットアップ・ロジソリューション事業」での取扱いが拡大したことなどにより433億5700万円となり、前連結会計年度に比べ7.1%増加した。営業利益は、引き続きシステム開発に係るコストコントロールを進めたことなどにより90億900万円となり、前連結会計年度に比べ16.1%増加した。
来期は、売上高1兆4600億円(3.1%増)、営業利益640億円(6.6%減)、経常利益645億円(7.1%減)、当期利益385億円(2.3%減)を見込んでいる。
アルプス物流 決算/3月期の売上高1.9%減、今後上場廃止予定へ