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Packcity Japan/国交省にオープン型宅配便ロッカー設置

2016年07月01日/IT・機器

ネオポストグループ(フランス)傘下のPackcity Japanは7月1日、事業開始するとともに、国土交通省庁舎内に国交省職員を対象とした体験利用を促進するため、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を設置した。

設置場所は中央合同庁舎3号館1階展示コーナー、設置期間は約1か月、PUDOステーションでの利用が可能な配送会社は、ヤマト運輸と佐川急便。

既にフランスで実績のあるネオポストとヤマト運輸で合弁会社 Packcity Japanを設立し、日本国内で宅配各社が利用出来る「オープン型」の高品質で利便性の高い宅配便ロッカーインフラの提供を実現すると同時に、社会的課題の解決にも貢献していくとしている。

Packcity Japanの展開する「PUDOステーション」は、今後、鉄道駅などの公共の場所に加え、スーパーなどの店舗、駐車場、商業施設、小規模小売店など、受け取る顧客にとって便利な場所への設置を進めていく。

将来的には、荷物を受け取ってもらうだけでなく、荷物を手軽に発送する仕組みなど、より便利で快適なサービスを展開し、2022年迄に約5000か所以上へPUDOステーションの導入を目指している。

なお、Eコマースの拡大に伴って宅配荷物が増加する一方で、共働き家族の増加、ライフスタイルの多様化により、宅配事業者の営業時間内に荷物を受取れないケースが増加しており、国交省の調べによると、宅配荷物の2割程度が再配達になっている状況。他方で、将来的な労働力不足から、宅配事業者の人材確保は年々困難になってきており、「再配達に関する課題」は社会的な課題になっている。

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