豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは8月24日、1.35~1.8トン積リーチタイプ電動フォークリフト「GENEO-R(ジェネオR)」に日本初となるリチウムイオンバッテリー(リチウム電池)を搭載したオプション車を、9月から販売開始すると発表した。
<リチウム電池搭載1.5トン積電動フォークリフトGENEO-R>
従来、鉛バッテリーは充電に約8時間を要していたが、リチウム電池搭載オプション車では高効率な別置き急速充電器の採用により、8分の1となる約1時間に短縮できる。
昼夜勤で使用するなど稼働率が高く、鉛バッテリーを2個保有し、交換しながら使用されている顧客でもリチウム電池1個で連続稼働が可能になるとともに、重量物である鉛バッテリーの交換作業が廃止されることで作業者の負担が軽減される。
鉛バッテリーで必要な精製水の補水作業や清掃といったバッテリー管理が不要となる。
リチウム電池と急速充電器の効率化により鉛バッテリーに比べ電気代を約20%低減、バッテリー管理とあわせてランニングコストを低減する。
なお、この製品には2016年3月29日より販売開始のフォークリフト向けテレマティクスサービス (稼働管理システム)「TOYOTA T_Site」を標準搭載している。
「TOYOTA T_Site」の活用により、顧客の現場での車両やオペレーター毎の走行・荷役時間やバッテリーの使用状況などの情報を把握することが可能。また車両への衝撃回数やレベルを検知し通知する機能を備えており、フォークリフト作業の安全管理をサポートする。
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