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安川電機/次世代生産工場を新設

2016年12月21日/生産

安川電機は12月21日、埼玉県入間市のモーションコントロール事業部の入間事業所内に、IoTやAI(人工知能)を活用した最新の次世代生産工場「ソリューションファクトリー」を新設すると発表した。

1964年に開設した同事業所内のモーションコントロール工場は、各種のサーボモータ・サーボアンプ、コントローラの開発・生産を行っており、モーションコントロール事業のグローバル展開でのマザー工場として、世界トップクラスのレベルを誇っている。

新設する「ソリューションファクトリー」は、最新の自動化技術・設備、そして安川電機が持つ技術・製品を結集し、主力機種であるΣ-7シリーズの今後の需要増に伴う増産対応と安川版インダストリ4.0のコンセプトの実証を進めていく。

「ソリューションファクトリー」では、安川版インダストリ4.0のコンセプト実証の取り組みとして、生産と製品の2つの側面から先進的なものづくりを実証していく。

生産においては、自社工場の生産性と品質を限りなく追求し、自社の多様なFA機器(サーボ、インバータ、ロボット)をインターネットに接続して制御するIoT技術やAI(人工知能)などの技術を活用した部品調達の自動化や生産ラインのチョコ停発生時の自動復旧などを実現させる。

顧客のさまざまなニーズにスピーディーに対応したBTO(Build to Order)生産を確立する。

製品においては、製造装置の進化に応えるさまざまな新製品を開発し提供していくだけではなく、安川電機の生産モデルラインの構成要素を部分的に切り出し自動化技術を顧客に提案するなど、製品と生産モデルの提供によりさらなる受注拡大につなげていく。

■新設する工場の概要
名称:ソリューションファクトリー(仮称)
所在地:埼玉県入間市上藤沢480
敷地面積:延床面積:6400m2(3200m2×2階建)
施設概要:・Σ-7シリーズ(サーボモータ・サーボアンプ)の製造 
     ・安川版インダストリ4.0のコンセプトの実証
工場稼働時期:2018年4月(予定)

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