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アサヒ、キリン/金沢に共同配送センター開設、鉄道コンテナ共同利用

2017年01月20日/SCM・経営

アサヒビールとキリンビールは1月19日、石川県金沢市に共同配送センターを開設、関西エリアの工場からの鉄道コンテナによる共同輸送を開始した。

<展開スキーム>
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配送センターまでは、アサヒビール吹田工場とキリンビール神戸工場で製造した商品を日本貨物鉄道が関西~北陸間の往復輸送量の差により発生する空コンテナを有効活用し、鉄道で輸送する。

センター運営は日本通運が両社の製品を管理し、配送は両社の物流子会社が行う。

1月24日から石川県内における配送を開始し、今年10月からは富山県へとエリアを拡大する。

両社はこれまで愛知県・滋賀県にある工場から届け先まで、200~300㎞のトラック配送を行っていたが、ドライバー不足等により、現行のトラック配送に替わる新たな物流体制の構築が共通課題となっていた。

年間1万台相当の長距離トラック輸送を鉄道コンテナにモーダルシフトし、年間約2700tのCO2削減を想定している。

今回の取り組みは、製造業が進めるモーダルシフトにおいて、初めて物流総合効率化法による総合効率化計画の認定を1月16日に受けた。

なお、アサヒビールとキリンビールは2011年8月より、首都圏における小口配送と、茨城・埼玉・長野・静岡の4県の一部地域における空容器の回収を共同で行っている。

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