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フェデックス/ベルギーのリエージュとメンフィス間の新路線開設

2017年03月30日/3PL・物流企業

フェデックス エクスプレス(FedEx)は4月上旬、TNTの欧州エアハブがあるベルギーのリエージュと、フェデックス ワールドハブがある米国メンフィスを結ぶ新たな路線を開設する。

世界を一周するこの貨物便は、メンフィスを出発してから米国のシアトルとアンカレッジ、中国・上海を経由し、目的地のリエージュに到着する。

フェデックス エクスプレスはリエージュ-メンフィス便に、116トンの貨物搭載量を誇るボーイング777フレイターを使用する。

メンフィスに到着したTNTの貨物はフェデックスの配送ネットワークに乗せられ、米国とカナダの各地に配送する。

新路線開設により、北米向けの出荷を行うTNTの顧客は、TNTとの現在の取引関係を変えることなく、サービスの充実や輸送時間の短縮、積載重量の増加など、さまざまな恩恵を受けられる。

主な改善点は欧州から米国・カナダ向けエクスプレス配送の所要日数は、従来の2~4日間から、今後は2日間に固定する。

中東とアフリカ、インドの主要都市から米国・カナダ向けのエクスプレス配送の所要日数は、3日間になる。

エクスプレス配送は、オプションで午前配送を選択でき、エコノミー配送の場合、所要日数が4~5日間になる。ともに重量制限を引き上げる。

米国の太平洋岸北西部の顧客は、サービスをさらに便利に利用できるようになる。例えば、コストの抑制や積載量の増加だけでなく、傷みやすい商品を上海に出荷する際も、配達所要日数を1日短縮することができる。

この就航は、世界中のTNTの顧客が米国とカナダでのフェデックスの充実したサービスに直接
アクセスできる、世界的ネットワークの統合において重要な一歩。

フェデックス エクスプレスのディビッド・カニングハム社長兼 CEO は「フェデックス エクスプレスと TNT との統合は、顧客にさまざまなメリットをもたらす。今回の新路線開設もその具体例の一つ。両社の強み、とりわけフェデックス エクスプレスの航空ネットワークと、TNTが欧州に持つ高い地上輸送能力とリエージュのハブを組み合わせれば、私たちはこれまで以上に多くの顧客と可能性をつなげるようになる」と話している。

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