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カインズ商配/物流センター竣工

2017年05月11日/物流施設

新日鉄住金エンジニアリングは5月11日、2階建て物流施設向け新商品「NSスタンロジ」を採用した「カインズ商配坂東センター」を竣工し、引き渡したと発表した。

<カインズ商配坂東センターの外観>
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<内部の様子>
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施設は、鉄骨造地上2階建て、延床面積約1万50m2の倉庫で、建築主は通販フルフィルメントを主業とするカインズ商配、設計・監理はフクダ&パートナーズ、施工は藤井産業、新日鉄住金エンジニアリングは構造設計とスタンパッケージ部材の納入を担当した。

NSスタンロジは、独自の構造設計ノウハウとシステム建築商品「スタンパッケージ」の標準化技術を組み合わせ、「躯体数量削減によるコスト低減」「耐震性能の向上」「工期短縮」を実現した2階建て物流施設向け商品。

施設は、「アンボンドブレース」(新日鉄住金エンジニアリング:耐震・制振部材)15本を最適配置することで耐震性能を高めるとともに、1階は400㎜、2階は250㎜というコンパクトな柱(H形鋼)の採用を可能とし、従来工法より鋼重量20%削減した。また標準化を徹底したスタンパッケージRの効果により、1.5か月の工期短縮を実現した。

新日鉄住金グループの一員として鋼構造分野に大きな強みを持つ同社は、物流施設を得意領域の一つとして実績を積み重ねている。引き続き、鋼構造エンジニアリングと鉄の知見を活かした商品・技術の提供を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献していくとしている。

■工事概要
工事名:カインズ商配坂東センター新築工事
場所:茨城県坂東市香沓掛字赤木1972-1(圏央道坂東ICより約3.5㎞)(敷地面積9,660.04m2)
工期:2016年8月1日~2017年4月30日
建物概要:鉄骨造地上2階建て(建築面積:5472.31m2、延床面積:1万52.73m2、最高高さ:14.31m)

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