プロロジスは5月22日、文化シヤッターと、停電時に非常用電源で開閉可能な電動シャッターを共同開発したと発表した。特許出願中。
共同開発したのは、商用電力を発電機用の電源に切り替える電源切替盤を内蔵した電動シャッター。
同様の電動シャッターはこれまでになく、従来の電動シャッターは、停電時に開閉させることは容易ではなかった。
新製品は、電源切替盤をつけたことで、ポータブル発電機等をつなげば、停電時でもシャッターを開閉することができる。
使用する物流施設の入居企業にとっては、災害等による停電時にもシャッターを稼働させ、荷物搬出などの事業継続が可能となる。
プロロジスが2012年から取り組んでいる運営中物流施設の設備見直しがきっかけ。プロロジスは、災害時での入居企業の事業継続をサポートするため、運営中施設に、非常用発電機やシャッターへの電源切替盤の設置を進めていた。
プロロジスで設計や施工管理を担うコンストラクション・マネジメント部が、シャッター側部のガイドレールに電源切替盤を納めるアイデアを出し、文化シヤッターに製品化を提案。
昨年12月に製品化が実現し、5月15日より文化シヤッターが販売を開始した。プロロジスは、今後開発する物流施設にこの製品を採用する予定。