情報流通支援サービスのオークネットは7月20日、日本国内で提供しているクラウド型の運行管理システム「KITARO」を英語化し、東南アジア地域での提供を開始した。
最初の拠点はマレーシアで、現地企業にクラウドシステムを提供しているTKインターナショナルと業務提携した。
東南アジアでは、経済成長に伴い交通システムが発達する一方で、ドライバー教育が十分に行われていないことが多く、運送業務や外販時の行動管理に課題を抱えているものの、具体的な解決方法がないのが現状。
「KITARO」は車両のリアルタイムの位置情報や走行記録、安全運転管理等を「見える化」することができるので、運行管理のみならずドライバーの行動管理を徹底することができる。
マレーシアにある日系企業の運行管理者に対して提供していく。日系企業での実績を作ったところで現地企業へと展開し、シンガポール、フィリピン等への拡張も検討していく予定だ。
なお、TKインターナショナルは、今回のサービス開始に伴い、マレーシアの日系企業の協力のもと「KITARO」による運行管理の実証実験を始める。
