日本通運は8月1日、現地法人の欧州日本通運が、ケニアの首都ナイロビに、日通としては初となるアフリカの営業拠点となるケニア支店を開設し、営業を開始したと発表した。
従来から代理店を利用してバラなどケニア産切り花の輸出業務を行っているが、ケニア支店の開設により、今後ますますの成長が見込まれる同国と東アフリカ地域で顧客のニーズに対応できる体制を整える。
アフリカ市場へ積極的に進出し、「グローバルロジスティクス事業の更なる拡大」に努めるとしている。
昨年8月に第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)がアフリカで初めてナイロビで開催された。日本政府は2016年2018年の3年間で官民合わせて総額300億ドル規模の投資を行う意向を表明し、これを機に日系企業の進出が増加している。
今年6月にはナイロビと東アフリカ最大の港湾都市であるモンバサを結ぶ標準軌鉄道が開通し、貨物列車による輸送も行われることにより、モンバサ港から内陸への輸送時間やコストの削減による物流需要の拡大が期待されている。
■概要
名称:欧州日本通運 ケニア支店
住所:4th4th Floor,Laiboni Centre,Lenana Road,Kilimani,Nairobi,KENYA
TEL:+254-0-20-4938310
事業内容:航空・海運輸出入フォワーディング業、通関業、倉庫業、国内輸送業、引越業(海外引越・ケニア国内引越)