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リコーロジ/パッケージングコンテストで大型・重量物包装部門賞受賞

2017年09月05日/IT・機器

リコーロジスティクスは9月5日、日本包装技術協会が主催する「2017日本パッケージングコンテスト」で、リコーロジスティクス、リコーテクノロジーズ、リコーインダストリーで共同開発した「複写機用新循環型エコ包装」が、8月30日付けで、包装部門賞「大型・重量物包装部門賞」を受賞したと発表した。

<受賞した包装材>
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リコーロジスティクスは7年連続の入賞となる。

このコンテストは、優れたパッケージとその技術を開発・普及することを目的として1967年から開催され、今年で39回目を迎えた。

審査基準に基づき、専門家によって包装の最高峰と優秀群が選定される。今年は、425件の応募の中からジャパンスター賞、包装技術賞、包装部門賞が選ばれた。

包装部門賞を受賞した「複写機用新循環型エコ包装」は、従来活用してきた循環型エコ包装に比べて、循環効率や、耐久性をさら向上することで、大幅な環境負荷低減を実現する包装材。

大きく2つの設計工夫が施そており、包装材の回収時のスタック性を改良することにより、体積を最小限に縮小し、低コスト、高効率な回収を実現。

自社の構造解析技術を用いることにより、「軽量化(従来の循環型包装に対し使用材料の約45%減量化)」と「繰り返し使用時の耐久性の確立」を同時実現している。

この包装材の活用拡大により、包装材の製造に伴う「材料使用量」と「CO2の発生量」を最小限に抑制する。(2018年度見込み 材料使用量:年間91.2t低減、CO2発生量:年間153.7t低減)このような設計工夫と環境負荷低減効果が評価され、今回の受賞となった。

昨年発効したパリ協定を踏まえて、リコーは2050年を照準とした新たな環境目標を今年制定し、自社排出の温室効果ガス(GHG)に関して排出ゼロをめざすとした。

自社以外のGHGについては、製品のエネルギー効率向上などに取り組むとともに、ビジネスパートナーや顧客にも協力を働きかけることで、バリューチェーン全体での脱炭素社会づくりに貢献していく。エコ包装の開発も脱炭素社会づくりをめざす活動の一環。

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