国土交通省は、2018年度予算の概算要求で、災害に強い物流システムの構築について、1700万円を要望している。
広域かつ大規模な地震が発生し、物流システムが寸断された場合、避難者へ支援物資輸送について、2016年の熊本地震においてラストマイルの輸送の混乱等の課題が顕在化したことを踏まえ、円滑かつ確実な支援物資輸送を実現するための調査・検討を行う。
過去の災害時における支援物資輸送について、ラストマイルを中心に課題の抽出と原因分析を行い、課題の解決に向けた対策を検討することで、ラストマイルも含めて円滑な支援物資輸送を実現するための体制の構築を図る。
一次物資拠点から避難所まで、支援物資輸送を行う訓練を実施し、地方自治体と地方倉庫協会等との既存協定の内容の高度化等、各地域における支援物資輸送体制の確立に向けた取組を実施する。
災害時の現地へのリエゾン派遣のための体制を構築する。