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ナビタイムジャパン/動態管理ソリューション、「荷待ち時間」対応

2017年10月03日/IT・機器

ナビタイムジャパンは10月3日、法人向けの運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」が、「荷待ち時間」の記録に対応したと発表した。

<ドライバーの作業状況(スマホ・ドライバー)>
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<ドライバーの作業状況(パソコン・管理者)>
20171003navitime2 500x402 - ナビタイムジャパン/動態管理ソリューション、「荷待ち時間」対応

<「実績データ出力」画面(パソコン・管理者)にて「荷待ち時間出力(一覧)」または「荷待ち時間出力(帳票)」を選択、エクセル等での出力が可能>
20171003navitime3 500x235 - ナビタイムジャパン/動態管理ソリューション、「荷待ち時間」対応

ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション内で提供している実績データ出力機能を拡張することで、省令を考慮した荷待ち時間をはじめとした業務時間の記録、フォーマットの出力が可能になる。

省令では荷待ち時間が30分を超えた場合に記録を必要とするが、サービス上で簡単に記録・出力ができるため、日頃の業務記録としても活用できる。

「実績データ出力」機能は、ドライバーが携行するスマートフォン向けアプリで取得した実績を管理者のパソコン上で、一覧・帳票形式で出力できる機能。

帳票形式の一つとして荷待ち時間出力フォーマットを追加した。

フォーマットは、荷待ち時間記録の義務付けに関する省令に対応した形式で出力できる。「荷待ち開始・終了」「附帯業務開始・終了」「荷積み・荷卸し開始・終了」の項目を含む。

また、荷待ち時間や附帯業務時間の合計時間を自動で計算する機能なども、独自に追加している。

帳票は、任意の期間を選択し、一括出力することもできるため、事業所全体の集計・分析にも活用できる。

今回の対応により、事業所全体の作業履歴を一定のフォーマットで蓄積・管理ができるようになるため、ドライバーや管理者の業務効率化が期待できる。

「荷待ち時間」とは、荷物の積み下ろしの間にドライバーが待機する時間を指し、トラックドライバーの長時間労働の是正が急務となっている背景から、国土交通省により、「貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部を改正する省令」が、今年5月31日に公布、7月1日より施行され、「荷待ち時間」を乗務記録に記載するよう義務付けられた。

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