郵船ロジスティクスは10月12日、イギリス・ロンドン本社の大手製薬会社、アストラゼネカ社との戦略的グローバルパートナー契約を更新したと発表した。
郵船ロジスティクスはアストラゼネカ社との戦略的グローバルパートナー契約に基づき、原薬の調達から医薬品の輸配送業務まで製造から販売までの全工程におけるサプライチェーンを提供している。
欧州域内の全ての輸配送オーダーを英国内のコントロールタワーで一括管理し、定温混載輸送サービスPharma Superhighway をベースにした効率的な輸配送によって、コストを最小化した上での高品質なサービス提供を実現している。
また、コントロールタワーでは、航空・海上輸送サービスもシングルウィンドウで対応しており、アムステルダム、フランクフルト、シカゴを基点に提供している航空輸送サービス、欧州主要港を中心に提供する海上輸送サービスのほか、アントワープと英国に所有するGDP認証取得済みの医薬品専用倉庫でのコントラクト・ロジスティクス業務を組み合わせ、独自のサプライチェーン・ソリューションを提供している。
全ての輸送は温度管理を必要としており、製造工場からヨーロッパ全域を含む世界50か国、100都市以上への輸送状況を追跡している。今回の契約更新は、現在取り扱っている海上・航空貨物輸送、コントラクト・ロジスティクス業務及び陸上輸送の全てが含まれる。