井本商運は11月28日、499G/T 型コンテナ専用船「たちばな」1360D/W、137TEU 積の進水式を大分県の三浦造船所で行ったと発表した。
2015年12月に座礁全損した499G/T 型船「つるみ」の後継船として建造された。今年度3隻目の最新型499G/T 型船となる。
同社は、これからも499G/T 型船のニーズがあると判断し、今年3月に「ときわ(118TEU積み)」、4月に「たからづか(121TEU 積み)」と相次いで499G/T 型船を就航させてきた。
顧客の多様なニーズに対応するために、「たからづか」「ときわ」を上回る137TEU 積とし、冷凍コンテナを最大40本積載可能とした。
火薬類、低引火性液体などの危険品コンテナを艙内及びデッキ上に20フィートコンテナで30本搭載可能とするなど、最新の技術と設備を備えている。
来年1月末頃に引き渡しを受け、瀬戸内・九州航路に就航する。
今後も、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテナ戦略港湾、我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく。
井本商運、Marindows/次世代ゼロエミ内航コンテナ船PJ開始