島根県松江市、日本郵便中国支社、日本ユニシスの3社は12月6日、松江市の松江歴史館で、コミュニケーションロボットがその場で撮影した写真・動画を基にAR付きの“動く年賀状”を作成し販売する「AR年賀状サービス」の実証実験を開始すると発表した。
ロボットを活用して作成するAR付きの“動く年賀状”の販売は、世界で初めての試みという。
来館者は、コミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」の声かけにより写真と動画を撮影することができる。撮影された写真や動画は、その場でARアプリ「タメスコ」のクラウドセンターに登録されるため、自身で写真や動画を撮って登録するなどの手間がかからず、手軽にAR付きのサービスを利用することができる。
観光地でサービス提供を行うことにより、観光地の地域活性化を促進するだけでなく、近しい間柄から届くハガキとそれに連動した動画の両方のメッセージを組み合わせることで、ハガキを受け取った人により効果的に観光地の良さを訴求することを狙う。
3社は実証実験を踏まえて、サービスを松江市の新たなPR手法として松江歴史館への常設を検討していく。
他の施設やイベントにも流用することで、更なる松江市のPRに繋げていく。