佐川急便は12月13日、「第7回 カーボン・オフセット大賞」で、カーボンニュートラル宅配便が「環境大臣賞」を受賞したと発表した。
受賞は、車両を使用しない集配(運び方)とグループの森林保全活動により創出されたオフセット・クレジットを組み合わせた「カーボンニュートラル宅配便」の取組みが評価されたもの。
「カーボンニュートラル宅配便」では、地域のサービスセンター(SC)を拠点として台車や自転車などで集配を行い、CO2排出量ゼロを実現。
削減が困難な営業所⇔SC間の貨物輸送とSC内の電気使用でのCO2排出量は、佐川林業のクレジットを利用してオフセットすることで「カーボン・ニュートラル」を実現した。
佐川急便では全国の6拠点にこの取組みを展開しており、環境省の「カーボン・オフセット制度」での「カーボン・ニュートラル認証」を取得している。
なお、この大賞は、低炭素社会の実現を後押しするカーボン・オフセットの優れた取組みを行っている団体を表彰することで、温暖化対策活動の拡大とカーボン・オフセットを戦略的に活用していこうとする機運を高めようとするもの。