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大和ハウス/トータルロジスティクスソリューション提供の態勢整える

2017年12月18日/SCM・経営

大和ハウス工業の浦川竜哉常務執行役員は12月18日、DPL坂戸の起工式で同社の物流戦略と11月15日に誕生した「ダイワロジテック」の役割について解説した。

<大和ハウス工業の物流戦略>
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<トータルロジスティクスソリューション提供の組織図>
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ダイワロジテックは大和ハウス工業が66.4%、ダイワロジスティクスが33.6%出資したもので、大和ハウス工業のグループ会社、子会社となる。

ダイワロジテックに連なるのがフレームワークス、モノプラス、アッカ・インターナショナル、GROUND、Hacobu。

ダイワロジテックはインテリジェントロジスティクスセンターを目指し、ビッグデータ、AI、ロボット、IoTを導入し、各領域におけるサービスを提供し、物流業務の効率化をお手伝いする。

<浦川常務>
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浦川常務は「物流費全体を考えた場合、物流施設での保管費は全体の20%程度。後の80%のうち、人件費が25%、維持費・設備費・システム費等が15%、配送費が40%の割合だ。物流業務の効率化を図るにはトータルで考えなければならない。そこで、先進技術を持つ各社をグループ化し、トータルなロジスティクスソリューションを提供していくつもりだ。そのために、DPL市川とDPL流山でショールームを来年4月オープンを目指して準備中。このショールームは単なる機械やロボットを見せるのではなく、実際に業務として動いている姿をそのまま見てもらおうというもの。実際にテナントさんの協力も得ている。顧客のベネフィットをまず考えて行きたい」と話した。

<中継輸送の普及・実用化に向けて>
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また、中継輸送の普及・実用化に向けては「中継輸送を導入することにより、輸送の効率化を図り、不規則な就業形態や長時間労働の解消を図るとしている。

大和ハウスでもすでにいくつかの地域のセンターで実施しており、「西と東の中継輸送として、スマートIC至近のDPL坂戸も適地となる。この取り組みでは、ドライバーの効率が1.2倍から1.3倍に上がったという結果もでている。トラック運送業界の生産性を向上、女性、若年層の新規就労・定着促進などによる人材確保・育成により、地域住民の生活を支える物流ネットワークを確保し地域の活力を維持することも、働き方改革の一環として提案していきたい」と述べた。

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