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アスクル/2月の全面稼働に先駆け「ASKUL Value Center関西」開所

2018年01月19日/物流施設

アスクルは1月19日、2月に予定している「ASKUL Value Center関西(AVC関西)の全面稼働に先がけ、1月18日に開所したと発表した。

<ASKUL Value Center 関西>
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<左から、 GLP帖佐義之社長、アスクル 岩田彰一郎社長兼CEO、 吹田市 後藤圭二社長、 トーヨーカネツソリューションズ 柳川徹社長>
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アスクルは、 最新鋭の設備を整えたAVC関西を活用して、 Open Platform by ASKUL(OPA:物流・マーケティングのプラットフォーム事業)を、BtoB通販「ASKUL」、 BtoC通販「LOHACO」に続く、“第3の収益の柱”とするために取り組みを加速させる。

また、AVC関西の安心・安全な施設運営を徹底し、地域の人々と共生しながら地域に貢献する物流センターを目指すとしている。

アスクルでは、メーカーから商品を仕入れ、物流センターに在庫し、顧客に届けるまでの「調達」・「物流」・「配送」の各工程において、最新テクノロジーを活用した物流の高度自動化を進めている。

AVC関西は「人が歩かない物流センター」とのコンセプトに基づき、2016年5月に稼働開始したASKUL Logi PARK横浜(ALP横浜)において部分的に導入した自動倉庫や3D搬送ロボットを10倍以上の規模で導入するなど、商品在庫効率や庫内作業生産性を高め、業務の自動化・省人化により24時間365日フル稼働する物流センターの実現を予定している。

また、すでにALP横浜のピッキング工程にはロボットを1台導入しているが、 AVC関西では本格的な導入を進め、eコマースの物流での最適なロボティクスモデルの実現に向けた研究開発を進める(AVC関西へのロボット設置は2018年秋口を予定)。

さらに、アスクルはすでに一部メーカーや流通企業とはOPAを活用した取り組みを始めているが、AVC関西では、メーカーやストア企業との在庫の共有化・商品の同梱配送等を進め、 アスクルの物流プラットフォームをメーカーやストア企業に積極的提供・活用してOPAをより一層加速していく。

アスクルはOPAの具現化を通して、顧客にとって一層充実した品揃えと高い利便性を提供すると共に、 効率的で無駄のない社会最適なeコマースを実現していくとしている。

<左から、 アスクル岩田社長、 GLP帖佐社長、 吹田市後藤市長>
20180119askul3 500x375 - アスクル/2月の全面稼働に先駆け「ASKUL Value Center関西」開所

なお、AVC関西は、住宅地や学校などに隣接する都市型の物流センター。アスクルは、2017年に発生した「ASKUL Logi PARK首都圏」での火災以降、地域と結びついて事業を継続していく想いを強めてきた。このたび、地域との共生を積極的に図る手段の1つとして、2協定の締結に至った。

AVC関西(GLP吹田)は、潤沢な生活必需品の商品在庫と、大量の物品を迅速かつ効率的に取り扱える物流機能を有しており、災害時での地域のライフラインの役割を果たしていくとしている。

この協定は、1月12日に締結した、埼玉県日高市(ASKUL Value Center日高 所在)との間の「災害時の食糧等の提供に関する協定」に続き、アスクルが締結する災害時協定の2例目となる。

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