エアークローゼットは4月9日、物流拠点を大和ハウス工業が開発した物流施設「DPL市川」(千葉県市川市高谷新町6-4)に移転した。
同社事業の「airCloset(エアークローゼット)」「pickss(ピックス)」の新倉庫として利用するもので、DAI・IoT・ロボットを活用する新しいシェアリングモデル物流施設「Intelligent Logistics Center PROTO」のプロジェクト参画企業として、大和ハウス工業とダイワロジテック、waja、Tokyo Otaku Modeの5社で次世代物流オペレーションを共同構築する。
<最新の物流センターが見学できるショールーム「Intelligent Logistics Center PROTO」>
Intelligent Logisticsを活用し、複数のユーザーが一つのプラットフォームで物流オペレーションを行うエコシステムを実現し、アピールする。
同時に、Intelligent Logisticsを構成する最先端ソリューションの実証実験を行い、積極的に新たな仕組みの導入評価を行う場。自動搬送ロボット「ButlerR(バトラー)」の稼働なども予定しており、ロボティクス・IT活用により実現する新しい物流拠点とする。
同社は、資本提携先である寺田倉庫と中園化学ホールディングスとの協業を通じて、ファッションレンタル専用物流のノウハウを国内最大級の規模で蓄積してきている。
洋服の個品管理や還流物流への対応、検品・メンテナンスなど、シェアリングビジネスに不可欠な要素を独自に解決するオペレーションを擁しており、DPL市川にこのノウハウを提供することで、次世代型物流プラットフォームの拡充に起用する。
なお、寺田倉庫とは倉庫運用とは別の事業連携を中園化学ホールディングスとは今後も継続してメンテナンスオペレーションに関する事業連携を、それぞれ一層深めていく。
airClosetは会員数15万人(2017年12月現在)を突破し、pickssは今年3月にリニューアルし、パーソナルショッピングアプリとして新たなサービスを届けている。
寺田倉庫の月森上席執行役員は「これまで約3年間、エアークローゼットと共にファッションレンタルという日本における全く新しい領域においてオペレーションの設計、システムの開発、運用改善を行ってきた。当社のエアークローゼットに対する役割は、サービスの立ち上げサポートとオペレーションを安定化させ成長を支えること。更なる高みを目指すエアークローゼットが当社から巣立っていく事に大変感慨深く思っている」とコメントしている。
庫内スタッフが着用するユニフォームについて、倉庫運営を担当するダイワロジテックから「革新的で今までになかったようなユニフォームにしたい」という要望を受け、エアークローゼットのスタイリストグループが庫内スタッフユニフォームのデザインを監修した。
ユニフォームは、グレーを基調としたモダンでデザイン性に富みながらも、倉庫現場でのスタッフの動きやすさ・機能性を考慮し、「働くスタッフのモチベーションとIntelligent Logistics Center PROTOの世界観」をデザイン。
ネイビーのベレー帽とグレーカラーのスニーカー風の安全靴に、白シャツには千鳥柄のジャケットを着用するなど、スタイリッシュなユニフォームを提案している。
4月25日からは、「DPL市川」2階で複数サービスの物流が共存し、稼働している物流センターが見学できるショールーム「Intelligent Logistics Center PROTO」をオープンし、物流現場を案内する。
■DPL市川概要
住所:DPL市川2階(千葉県市川市高谷新町6-4)
面積:6,855.47m2(倉庫部分のみ)
エアークローゼットは、女性向けの月額制ファッションレンタルairClosetをメインとするプロのスタイリストによるパーソナルスタイリングサービスの運営会社。実店舗のairCloset×ABLE、新しい購買体験できるpickssで、全国の女性のライフスタイルに寄り添うファッションとの新しい出会いを提供している。
■エアークローゼット
https://corp.air-closet.com
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