LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





米プロロジス/DCT社の買収で多大な相乗効果を予想

2018年05月07日/国際

米国プロロジスは5月7日、DCTインダストリアルトラスト(DCT)を株式交換により84億米ドル(約9150億円)で買収することで合意したと発表した。

DCTの買収により7100マン平方ぃーと(約660万m2)のポートフォリオを取得し、南カリフォルニア、サンフランシスコ湾岸部、ニューヨーク、ニュージャージー、シアトル、南フロリダなど、高成長マーケットでのプロロジスの存在感をより確固なものにするとしている。

取得の概要は、7100万平方フィート(約660万m2)の開発、再開発。

主にシアトル、アトランタ、南フロリダ、南カリフォルニア、に立地する、およそ290万平方フィート(約27万m2)を開発可能な195エーカー(約79万m2)の開発用地。

さらに、主にニューヨーク/ニュージャージー、南カリフォルニア、北カリフォルニアおよびシカゴに立地する215エーカー(約87万m2)、かつ330万平方フィート(約30万m2)の施設を開発可能な、契約手続き中もしくは今後契約予定の用地となっている。

DCTの買収により、多大な相乗効果が予想され、短期的には一般管理費、施設運営費金利やリース調整費等8000万米ドル(約88億円)の削減となる見込み。

年間のコアFFOが1株当たり0.06~0.08米ドル増加する見通し。収益の相乗効果と開発ボリュームの漸増により、将来的に年間収入、及び開発利益4000万米ドル(44億円)の増加が見込まれるとしている。

両者合意の下、DCTの株主は同社の株1株につきプロロジス株1.02株を受け取ることになる。現段階では、DCT株主の承認、その他慣例条件に従い、2018年第三四半期までに取引が完了する計画。なお、買収完了後DCTのPhilip L.HawkinsCEOがプロロジスの取締役会に加わる予定。

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース