三井E&Sマシナリーは5月17日、モザンビーク共和国・運輸通信省(Ministry of Transport & Communications)より、同国・ナカラ港開発事業向け港湾荷役クレーン計8基(ポーテーナー(岸壁用ガントリークレーン)2基、トランステーナ(ヤードクレーン)6基)を受注したと発表した。
日本政府の円借款による港湾整備事業で、2021年の引渡しを予定している。
受注は昨年11月に受注したケニア・モンバサ港向けコンテナ荷役用クレーンに続く、3 件目のアフリカプロジェクトとなる。
三井E&Sマシナリーはコンテナリゼーションの幕開けとともに、1967年に日本初のコンテナクレーンを神戸港へ納入以来、350基以上の岸壁用ガントリークレーンを国内外のターミナルに納入している。
コンテナヤード用トランスファークレーンとコンテナ荷役効率向上に欠かせないコンテナターミナルマネジメントシステムについても豊富な納入実績を有しており、アフターサービスを含め荷役のあらゆる面で顧客の効率的なオペレーションに貢献していく。
ナカラ港は、モザンビーク北部に位置し水深にも恵まれた天然の良港であり、隣国のマラウィ共和国等を通るナカラ回廊鉄道等のインフラ整備事業もあり、豊富な天然資源を保有するモザンビークと内陸の隣国にとっても、国際貿易港として果たす役割は、同域内の経済発展を促す上でもますます重要になってきている。