井本商運は7月2日、1973年に会社を創業して以来、45年目にあたる2018年7月1日を以て、累計輸送量が800万TEUを達成したと発表した。
井本商運は、1973年6月に神戸に創業し、神戸~門司間で外洋タグボ-トとバージを使った不定期のコンテナフィーダー輸送を始めた。初年度の輸送量は480TEUだったが、徐々に取扱いを増やし、1991年度に累計100万TEUを達成した。
その後、749G/Tへの大型化などを背景に、2014年度には累計輸送量600万TEU、2016年度には700万TEUを達成して以来、2年弱で800万TEUの達成となった。
2013年11月には400TEU型のコンテナ専用船「さがみ」を投入するなど一層の大型化を進め、更に2015年12月には600TEU型の「なとり」を投入して「東京/横浜-神戸-門司/博多航路」を定曜日サービス化するなど、国内定期航路の抜本的強化・拡充に日々取り組んできた。
2018年6月からは、同航路を週2便化することでさらに利便性を高め、輸出入コンテナのフィーダー輸送の強化のみならず、トラックドライバー不足に伴う国内長距離輸送のモーダルシフト需要に応えていく体制とした。
今後も国際基幹航路の我が国への寄港の維持・拡大を目的とした国際コンテナ戦略港湾政策に沿って、広域からの貨物集約を推進するためにフィーダー網・輸送力の強化を目指し、輸出入フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)の共同幹線輸送を可能にすることで、我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく。
■「京浜~阪神~北部九州航路」の週2便化
「なとり」 東京/横浜(水)-神戸(金)-門司(土)-博多(日)-神戸(月)-東京/横浜(水)
「しげのぶ」東京/横浜(土)-神戸(月)-博多(火)-ひびき/門司(水)-神戸(木)-東京/横浜(土)