SAPジャパンと日本IBMは7月4日、村田製作所の「グローバル経理財務システム」の構築を支援し、今年5月15日に、日本国内向けシステムが稼働したと発表した。
グローバル経理財務システムは日本、欧州、米州、アジアへとグローバル展開を進めるための経営基盤を支えるシステム。
SAPジャパンからSAP S/4HANAを提供し、システム構築においては、IBMのグローバル統合用SAPテンプレート・ソリューション群「IBM Global Express」を活用した。
グローバル経理財務システムは、今後、国内・海外関係会社への展開を進め、2021年をめどにグローバル展開を完了する予定。
村田製作所は、セラミックスをベースとした世界的な総合電子部品メーカー。製品の90%以上が海外で販売されるなど、グローバルであらゆる地域のお客に技術、製品、サービスを提供している。
さらなる飛躍のために、M&Aをした会社の統合も含めて、経営基盤の強化を進めており、経理財務システムにおいても、グローバルで標準化されたシステムの構築が求められていた。